旬の松茸を土瓶蒸しで♪
旬の松茸を土瓶蒸しにしてお出ししました♪
マツタケの仲間は数種類ありますが、どれも食用になり、毒をもつものはありません。なので、マツタケの香りがするキノコは基本的に食べて大丈夫と言う事になります。
ところがこのマツタケ、好んで食べるのは日本人位のようで、海外ではこの香りが逆に臭いと感じられるようです。ヨーロッパのトリュフのようですね。
シメジやシイタケのように人工栽培する事が難しく、今なお、自然発生している物を採取し出荷されているため、非常に高価なキノコとなっています。
かつては全国各地の山間地で人の手が加えられた里山が広がっていて、アカマツなども燃料などとして活用されていたので、マツタケが生育する環境が整っていたことから、今よりもっと身近な秋の味覚だったようです。
しかし、現在ではアカマツなどの利用もなくなり、過疎化が進むにつれ里山が自然の状態に戻り、落ち葉などが堆積したままになるなどマツタケにとっては生育しにくい状態になっています。そこへマツクイムシなどにより松が枯れて減少し、今では採れる量が激減してしまったため非常に高価なキノコとなってしまいました。
そして、マツタケは人工栽培が今なおできないので、自然に発生したものを収穫するしかないというのも高値の理由です。
「土瓶蒸し」とは、その名の通り土瓶を器にして作る蒸し物のこと。土瓶に一番だしを注ぎ、松茸や三つ葉などの具材を加えて蒸し上げる、風味豊かで上品な味わいが魅力の料理です。懐石料理では秋の風物詩として、お椀料理(吸い物)代わりに提供されることが多いです。
土瓶蒸しの醍醐味といえば、そのだしのおいしさ。松茸など風味のよい具材を土瓶で蒸し煮にすると、その旨味や風味がだしに溶け出してとても上品で味わい深いスープになります。だしを猪口に注いでいただけば、その繊細な味わいに驚くこと間違いありませんよ!
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